花束

ばらいろ爪12号まで書き継いできた
須賀敦子さんに捧げるエッセイ「花束」は、しばらくお休みをいただきます。

13号からは、寄り道のようなエッセイ「ソフトクリームを食べる日」を連載、
心のおもむくままに、好きな短歌や美術や音楽のところを
訪ねてみたいと思っています。
道案内は、須賀敦子さんにお願いしています。

ミラノの美術家、マルコ・ネレオ・ロテッリさんから届くニュースレターは
イタリア語なのでさっぱりわからず、本文を飛ばして画像だけ見ていたのを改め、
わかってもわからなくても、本文に目を通すことにしました。




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情熱的でありたいと思います。













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# by marburg_bara_iro | 2017-11-20 20:29 | Trackback | Comments(0)

伯父は91歳

ずいぶん冷え込んできましたね。
いかがお過ごしでしょうか。





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「現代詩手帖」8月~10月号の連載
「定点観測の小窓から」をお読みいただき、ありがとうございました。

読みましたよ、とお声をかけていただくことがあり、
とてもうれしかったです。

きょうの小窓からの風景は、もう冬そのものです。
定点観測は楽しく、この家に住んでから25年ほど、日々の日課です。
これからも続いていくことでしょう。





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先日、91歳の伯父が久しぶりに、従兄弟の車で山家を訪れました。
手捻りの茶碗、花生け、大皿、鉢物など、今回もたくさんいただきました。

伯父は何度も大病をしましたが、そのたびにリハビリに励んで快復し、
朝日焼の教室に通い続け、土に親しんでいます。
よいものができると、大きな鞄に入れて、持ってきてくれます。

手捻り茶碗はいずれも、名物を模した意匠のようですが、
独特の味わいが出ていて、とてもすてきです。
ほっこり手に馴染み、あたたかみがあって、
お薄も濃茶も、たいへん美味しくいただけます。

さて、どのお茶碗でさしあげましょう、と
ひとりひとり、訪ねてくれるだろう友人の表情を思い浮かべています。






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# by marburg_bara_iro | 2017-11-20 18:24 | Trackback | Comments(2)

『評伝・河野裕子 たつぷりと真水を抱きて』

歌人、河野裕子さん(1946~2010)の短歌は、
多くの人々に愛誦されている。

    たつぷりと真水を抱きてしづもれる昏き器を近江と言へり
                『桜森』1980

河野さんの長男で、「塔」短歌会選者の河野淳さんが書下ろし、
2015年に白水社から刊行された『評伝・河野裕子 たつぷりと真水を抱きて』は、
とても読み応えのある一冊だった。


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歌人としての表向きの河野裕子さんは、多くの愛読者を持ち、
人々の記憶に残る女流歌人のトップランナーとして、64年の人生を走り抜いた。

淳さんは、人生の折々に詠まれた歌を引用しながら、
「生涯を通して伴侶を愛し、私たち子供を叱り飛ばしながら飯を食わせ、
飼っているもののみならず、野良猫の面倒までも見、……
庭一杯にコスモスを咲かせる、そんな一生活者」としての河野裕子さんを
本の中から鮮やかに、立ちあがらせている。


     しつかりと飯を食はせて陽にあてしふとんにくるみて寝かす仕合わせ
                       『紅』


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河野裕子さんの実母、河野君江さんもまた、若い頃から短歌に親しんでいた。
歌集『七滝』の冒頭部分で、君江さんは、小売商(河野呉服店)を営む日々の暮らしを
淡々と写し取っている。

   裏返しのままに脱がれし試着の服たたみて今日の店終いたり
                    『七滝』



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つい先週まで、田圃は黄金色でした。
今はもう稲刈りが終わり、すっかり冬支度。
秋の走ってゆくのが速いです。

朝晩、すいぶん冷えますね。
お風邪を引かれませんように。








     






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# by marburg_bara_iro | 2017-10-05 11:21 | Trackback | Comments(0)

クロコダイル朗読会のお知らせ


第23回クロコダイル朗読会に出演させていただきます。

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日時:2017年10月7日(土)
開場:12時30分
開演:13時(終了:15時40分)
場所:クロコダイル ☎03-3499-5205 JR渋谷駅より徒歩10分
料金:2,000円(ワンドリンク付、当日券のみ)

出演者

水嶋きょうこ 
山崎修平
尾久守侑
大木潤子
及川俊哉
浜江順子
松尾真由美
北原千代
江田浩司
石田瑞穂

問い合わせ:浜江 ☎042-582-0938
後援:思潮社


お近くの方は、ぜひお出かけ下さい。



追記 

第23回クロコダイル朗読会は、無事に終了しました。
ご来場ありがとうございました。
これまで、遠くからお名前を拝見していた詩人、歌人の方々と
共演する機会をいただいて、多くの刺激を受けました。

主催の浜江様、ご来場下さったみなさま、ご出演のみなさま、
ほんとうにありがとうございました。
   
   
   










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# by marburg_bara_iro | 2017-09-20 19:10 | Trackback | Comments(0)

詩人の聲 第1579回のお知らせ

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朝晩、急に涼しくなりました。
いかがお過ごしでしょうか。


天童大人プロデュース 詩人の聲 第1579回のお知らせです。
新作を発表します。
どうぞよろしくお願いいたします。


北原千代 20回目の公演

     2017年9月30日(土)
     14:30 開場    15:00 開演
   
     💛カシュカシュダールにて
             世田谷区奥沢5-21-12 080-3455-2111(西端)

             東急東横線自由が丘駅南口より徒歩4分 魚菜学園坂上


                   お問合せ・ご予約
                   北十字舎 天童大人 090-3696-7098






追記  詩人の聲 1579回は、無事に終了いたしました。
    秋晴れの土曜日の午後、ご来場下さいましたみなさま、
    ほんとうにありがとうございました。













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# by marburg_bara_iro | 2017-09-06 08:53 | Trackback | Comments(2)

草間彌生さんの水玉と2017年の百日紅と

きのう図書館で借りてきた
別冊太陽『芸術の女王 草間彌生』を眺めていたら
秋の涼風が吹いてきた






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8月もきょうで終わりと思うと、
ちょっと待って下さい、という気がしたり、
蒸し暑さよ、さようなら!
ほっとしたりもする。

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この百日紅の樹齢はわからないが、
幹は骨と皮ばかりになっており、
百年やそこらは超えているのだろう。

2017年は、珍しく緑の葉が四方に大きく繁り、
8月に入ると次々に花房をつけた。
老木の花のようには見えなかった。

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家事のあいまに、草間彌生さんを見ている。
作品のタイトルもまた、すばらしい。

《わが恋のすべて、そして夜の夢をたべたい》
《求道の輝く星は宇宙のかなた、求めれば求めるほど光り輝くのだった》
《星の精》
《またも暮れゆく、今日の香り》
《幸いのすべて》


草間さんのドットのひとつひとつ、
それから絵の全体のありさまを見てまたひとつに返ると、しだいに
悠久という気がしてくる。


忙しいなかにも
秋風を感じるひとときをお過ごし下さい。




































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# by marburg_bara_iro | 2017-08-31 11:44 | Trackback | Comments(0)